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「3S」スタイル別に見る輸入ビール

壁画の記録などからビールの醸造は古代エジプト時代に行われていたという説があります。その頃のビール造りは、焼いたパンを水に溶かして作る方法だったとされており、それは現在の「麦汁」を発酵させて行うビールの醸造法に近い形でもあります。

スタイル01

伝統派エールビール

イギリス伝統派エールビールは、豊かな香りと奥深い味わいが特徴のビールです。ペールエール、IPA、ブラウンエール、ポーターなど100を越える種類があり、苦味の強いもの、コクのあるもの、香りが高いものなど、その味わいは実に個性的です。エールビールは、クラフトビールの元祖のような存在で、今日のクラフトビールの作り手にも多大な影響を及ぼしています。

エールビールは種類によって味わいがかなり異なるため、料理との相性を一概に言うことは難しいですが、「甘味・塩味・酸味・苦味・辛味」という5つの味を意識すると、良い相性を見つけるヒントになります。苦いコーヒーに甘いスイーツを合わせる、刺激的な辛さを甘味や酸味で中和させる…というような普段の食べ合わせがビールにも当てはまるという訳です。

スタイル02

ヴァイスビール(白ビール)

小麦麦芽の割合を多く使用して醸造するドイツスタイルのヴァイスビールは、クローブやバナナを思わせる香りと、ほのかな柑橘系のフレーバーがミックスされた独特な味わいが特徴です。このビールは、ヘフェヴァイツェン(濾過せず、泡立ちがよく、薄い色合いのビール)とドゥンケルヴァイツェン(ダークモルトも使用した濃い色合いのビール)の2つのタイプが代表的です。

ホップの苦味が少ないヴァイスビール(白ビール)は、どんな料理にも合うビールです。例えば、メキシコ料理、ソーセージ、ハム、貝を使った料理、サラダ、インド料理などとも相性抜群です。

スタイル03

伝統派ヨーロピアン・ラガービール

ラガービールは、世界で最も人気のあるビールです。清涼感のある味わいと喉ごしが爽やかなこのビールは、19世紀にボヘミア王国(現在のチェコ共和国の一部)で生まれ、その後、まもなくドイツ全土に広まりました。チェコのバランスのとれた伝統的なピルスナースタイルのラガーは、伝統派ヨーロピアン・ラガーの定義を決定付けました。

伝統派のラガービールは爽やかなフレーバーなので、あらゆるタイプの料理とマッチします。スパイシーな料理にも合いますが、シーフードやグリルした肉との相性は抜群です。ほのかな苦味が感じられる味わいは、日本でも馴染みのあるビールの味なので、たくさんの人が集まるパーティーなどの席でも好まれるでしょう。

       

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